インドトランジットビザ

インドトランジットビザは、日本国籍の方が他国へ向かう途中に、インドで乗り継ぎできる短期渡航許可です。

ここでは、トランジットビザの利用方法、要件や申請方法について詳しく説明しています。

インドトランジットビザとは?

トランジットビザは、次の目的地に向かう前に短期間インドに滞在する必要がある旅行者向けの特別なビザです。観光ビザやビジネスビザとは異なり、トランジットビザはあくまでも乗り継ぎ専用であり、観光やビジネス活動を許可するものではありません。

トランジットビザは、インドの空港で長い乗り継ぎ時間があり、その間に空港を離れたい日本人旅行者にとって特に便利です。

トランジットビザを取得しない場合、空港内の指定された国際線トランジットエリア内にいる必要があり、出入国審査は受けられません。

インド通過ビザが必要な人は？

以下のいずれかに該当する場合は、インドトランジットビザを申請する必要があります。

インドでの乗り継ぎ時間が24時間を超える場合。
乗り継ぎ待ち時間中に空港を出る予定がある場合。
次のフライトで別のターミナルや空港を利用し、インドの出入国審査を通過する必要がある場合。

インドトランジットビザの有効期限と有効期間

インドトランジットビザは発行日から15日間有効で、この期間内にインドに入国しなければなりません。

1回のトランジットにつき、最長72時間インドに滞在できます。

トランジットビザは1回のみの入国に有効で、1回のトランジットにしか利用できません。インドで複数回トランジットする予定がある場合は、乗り継ぎのたびに新しいトランジットビザを申請する必要があります。

このビザカテゴリーでは72時間以上の滞在は認められていないため、慎重に乗り継ぎを計画することが重要です。長期滞在が必要な場合は、観光電子ビザや他の適切なビザの申請を検討してください。

インドトランジットビザの要件

インドトランジットビザを申請するには、申請者は次のドキュメントを提出する必要があります。

インドトランジットビザの申請方法

トランジットビザを申請するには、次の手順に従ってください。

1. ビザ申請書を入手する

申請用紙は最寄りのインド大使館または領事館で入手できます。
領事館によっては、申請者が申請書をダウンロードし、印刷する必要がある場合もあります。

2. 必要書類を準備する

パスポート、航空券、次の目的地のビザなど、必要書類をすべて揃えます。

3. インド領事館で申請書を提出する

申請者はインド大使館・領事館に行き、ビザ申請書を提出する必要があります。
大使館によっては事前に予約が必要な場合があります。

4. ビザ手数料を支払う

ビザ手数料は国籍や領事館の所在地によって異なります。
支払いは大使館の方針によりますが、通常、銀行為替手形、郵便為替、または現金で受け付けています。

5. 生体認証データを提供する（必要な場合）

申請者によっては指紋と写真を提出する必要があります。

6. 処理を待つ

通常、手続きには3～7営業日かかりますが、申請者の国籍によってはそれ以上かかる場合もあります。

7. ビザを受け取る

承認された場合、トランジットビザが貼られたパスポートは領事館で受け取れます。
一部の大使館では、宅配便による返送サービスを提供しています。

日本人旅行者への重要な注意事項

インドトランジット電子ビザでは観光、就労、ビジネス活動は許可されていいません。これらの目的でインドに滞在する必要がある場合は、別の種類のビザを申請する必要があります。

72時間の制限は厳格に適用されており、超過滞在は罰金、国外追放、または次回以降の入国禁止の対象となります。

インドで複数回の乗り継ぎの予定がある場合は、乗り継ぎごとに個別のビザ申請が必要です。

復路もしくは第三国への出国を証明する書類が必須です。申請前に航空券が確定していることをご確認ください。

インドトランジットビザは延長不可、変更不可です。インド到着後に他のビザに切り替えることはできません。